ごまちゃんの世界史ノート

私の目的はたった一つ。「日中戦争の阻止」である。故にこのブログを立ち上げた理由も私の行動も、全てここに帰結する。現在の強引な憲法改正論。考えてみてほしい。今すぐやることではない。コロナパニックなどで疲弊した経済、市民生活をどのように回復させるかが急務なのに、なぜ軍事費を過去最大にして、福祉を最小にしているのか。騙されていては全てを失う。故にまずは知ってほしい。

20230204 「テラフォーミング」について

20230204 「テラフォーミング」について

 

これから数年か十数年後に迎えるのは、地球温暖化ではなく、小氷期といわれる「寒冷化」である。
天保の大飢饉のような混乱を避けるためには今から準備しなければならない。
なのに何故今真逆の「地球温暖化」で騒いでいるのか。その考察をしてみた。

 

 

 


① テラフォーミングって?

火星などの惑星を人の住める環境にするために改変することを「テラフォーミング」というらしい。これを題材としたマンガでは火星の表面を温めるために火星の地表を真っ黒く覆えば太陽光の大部分を熱として保持できるので温暖化させることができるから、馬鹿でかいゴキブリをまずは火星で大繁殖させようとするところから物語が始まっている。

 

② 太陽光パネルって?

さて、太陽光パネルって白かったっけ?地球の温度を上昇させるために使われているのだっけ?
地球は太陽で常に温められている。ただ熱を貰う一方なら今頃地球は金星並の気温になっている。平均気温400℃の世界に。
しかし地球の気温はある程度安定を保っている。貰う総エネルギー量と宇宙空間に放出される熱エネルギー量がだいたい同量であるからだ。
太陽光パネルで蓄電した電気は紛れも無くエネルギーである。地球表面が全て太陽光パネルに覆われたら、太陽から貰ったエネルギーはリチウム電池などに蓄えられ、どんどんと地球表面に蓄積される。すると宇宙に放出される総エネルギー量は激減し、地球表面にどんどんと蓄積されていってしまい、地球表面のエネルギー量は激増し続ける。これでは地球温暖化を抑止するどころか、逆にとんでもない温暖化の結果をもたらす。
つまり、太陽光パネル地球温暖化「防止」対策として使うことはナンセンスということだ。

 

③ 太陽光パネルって必要ない?

ではこの太陽光パネルが無駄であるかというと、そうは思わない。地球「温暖化」対策の一部として使い道があると思っている。
地球は生物による「温暖化」など経験していないし、太陽による危機的温暖化も経験していない。
地球生命は常に「寒冷化」に苦しめられてきた。生物それ自体によって引き起こされたものと、太陽の「サボリ」が原因であるものとによって。
この「寒冷化」によって引き起こされる混乱を回避する手立てとして太陽光パネルは使い道がある。

 

④ 地球寒冷化

地球は今までに赤道直下の海まで海底1000mの厚さで凍りついた「全球凍結」を2~3度経験している。地球がまるで雪玉(アイスボール)のように凍結してしまったのである。
4世紀後半にヨーロッパでゲルマン民族の大移動が始まったのも「小氷期」といわれる寒冷化が原因だったといわれている。北方騎馬民族フン族北匈奴)」が寒冷化のために南下。東ゴート族などのゲルマン民族とぶつかり、玉突き状態で南へ南へ大移動したのも寒さが原因である。
その後、ヨーロッパよりも南方にあったアラビア周辺の人口が増加し、その勢力がヨーロッパに襲い掛かり、1300年代まで現在のスペインのあるイベリア半島イスラーム勢力の支配下となった。
最近でも「マウンダー小氷期(1645~1715年)」や「ダルトン氷期(1790~1830年)・・・天保の大飢饉(1833~1837年)もこの煽り」があり、大飢饉に苦しんだ。
過去に地球上の生物は寒冷化に苦しんだことはあるが、温暖化で苦しんだことはほぼ無い。温暖化で苦しんだことは一度だけ。2億5千万年前に起こった「スーパープルーム(巨大噴火)」の時だけである。巨大大陸「パンゲア」が形成され、その地殻で冷やされたマントルが地球の中心核に向け沈降。昔のポットン便所の「お釣り」のように中心核の高熱が上昇し、大噴火を引き起こした。
この時、地球上の95%の生物が絶滅した。
これは生物が引き起こしたことでも、太陽が引き起こしたことでもない。地球の地殻変動による現象である。
これに対し、地球寒冷化はほとんどが生物それ自体が引き起こしたことと、太陽が定期的に「サボる」ことが原因である。
「全球凍結」はシアノバクテリアと呼ばれる植物性プランクトンの異常繁殖により地球を取り巻いていた保温効果のあるメタン・二酸化炭素が激減し、宇宙へ逃げるエネルギー量が増加して引き起こされた。この寒冷化現象は微生物によって引き起こされたのである。
一方、マウンダー小氷期ダルトン氷期などの小氷期は太陽のサボリにより引き起こされたものだ。
太陽はなぜ輝いているのか?それは太陽の中心で水素などが核融合したエネルギーによってである。核融合反応は超高圧・超高温の環境でなければ起こらない。いくら太陽といえど太陽の表面ではこの反応は起こらない。太陽表面の5000℃の低温で、しかもほとんど圧力のない環境では無理である。
さて、太陽の中心と言ってもかなり巨大なものである。そこで作られたエネルギーが太陽表面に達するまでに10万年もかかる。太陽表面から地球まではたったの8分だが。
この中心で使われる水素などの原材料の量もまた莫大なもので、どこかの原発の燃料棒くらいでは全く足りないのである。故に莫大な量の燃料を使い果たすと、その周囲から次の燃料が届くまでしばらく小康状態(核爆発がほとんど起こらない状態)となる。
それゆえ、太陽は常に一定に輝いているわけではなく、超スローで撮影した裸電球のように強くなったり弱くなったりを繰り返している。
放出するエネルギー量が増減した結果、地球表面に降り注ぐ太陽エネルギーがある一定の周期で強くなったり弱くなったりしている。マウンダー小氷期ダルトン氷期などはこの周期の弱い時期にあたる。
現在の太陽中心核の核融合は太陽表面から放出されている量の3分の1ほどしかない。つまり10万年後には太陽の活動が現在の3分の1程度になることが分かっている。
未来に問題になるのは「温暖化」ではなく「寒冷化」である。
そして太陽の黒点の周期や、極大・極小期の活動から、あと数年から数十年後に「小氷期」が来ることも予測されている。
近い将来においても懸念されているのが「寒冷化問題」なのである。

 

⑤ 地球温暖化ビジネス

では何故今、地球寒冷化ではなく温暖化で騒いでいるのか?
現在日本では真冬だが、地球温暖化のはずがかなり寒い。リストカット報道などに言わせると、地球温暖化が原因で寒いのだそうだ。「何抜かしてけつかる」のか?
この地球温暖化騒ぎもアメリカのDSの小銭稼ぎの財源の一つである。
京都議定書」というのはとどのつまり空気にいちゃもんを付けて、日本から金を巻き上げるための念書である。この京都議定書アメリカはサインしていない。
現在の世界の二酸化炭素排出量を下に並べる。
1位:中国 (99億トン)
2位:アメリカ(47億トン)
3位:インド(23億トン)
4位:ロシア(16億トン)
5位:日本(10億トン)
6位:ドイツ(6億トン)
上記のように、日本が排出量を1割削減したところで1億トン減るだけである。ちなみに日本のあらかたの工場は中国などに移転しているので減らした分が他国で排出されるのだから排出総量は変わらない。この全く意味のない1億トンに日本は年間1兆円ものみかじめ料を巻き上げられているのである。地球温暖化という負い目を信じ込まされて・・・
そしてもう一つが「太陽光パネルビジネス」である。国が助成金まで出して推進し、その金で悪徳業者がメガソーラーなどを山を強引に切り開いて「やり逃げ(設置)」している。
儲けるためだけのビジネスなので、信用を得るつもりも継続して維持する気も毛頭ない。
最も高い値段で工事を引き受け、もっとも安く仕上げる。もちろんその後に不具合・事故が多発するので、その請け負った会社は半年もせずに破産申請して逃げる。
山を切り開いたなら、まず岩盤層に杭を打ち込み表土の流動を止めなければならない。山は固い岩盤層の上を1~2mほどの土砂の層が覆っている。当たり前である。標高1500mの山の全てが土で出来ていたら、50年もしないうちに標高は200mほどになっている。硬い岩盤層がその高さを維持している。その山の土が何故流れ出ないかと言うと樹木の根がネット状に張り巡らされ、簡単には滑り落ちないようになっている。
この樹木を全て伐採・伐根したなら、その代わりに大量の杭を岩盤層にまで打ち込まなければならないし、その周囲は石やコンクリートなどの分厚い壁で覆わなければならない。また水脈を見つけてその大量の水のはけ口を確保したりと、その工事の8割の費用は土台作りに費やされる。
ところがこのメガソーラー工事を請け負った悪徳業者は土台を作るどころかゴミの埋め立てまでしてその上に太陽光パネルを並べて、後はトンズラしている。
故にその後「熱海市土石流災害」などの事故が頻発している。
この地球温暖化というのは単なる金儲けをするために謳われたキャンペーンにすぎない。

 

⑥ 太陽光パネルの使い方

地球寒冷化が始まっていない今現在は太陽光パネルの価値はほとんどない。現在電気代や燃料費が高騰しているのはロシアから安価な石油・ガスをほとんど買わないからだし、日本周囲に眠っているメタンハイドレートなどの地下資源を使わせないように圧力をかけられそれに屈しているからである。
二酸化炭素排出量削減目的で太陽光パネルを採用するとは、日本にはダイガクを出た「専門家?」という人種はいないのか?
たった2~5年で寿命が尽きるパネルを一枚作るのにどれだけの二酸化炭素が排出されるのか分かってない。既存の温暖化防止対策の真逆の効果しかもたらさない。
太陽光パネルとは「地球を温暖化させる装置」であるのだ。
しかし、近い将来この太陽光パネルの需要が跳ね上がる。太陽が「サボリ」始め、それが30年ほど続く時期に地球は現在の人口を抱えたまま寒冷化に向かう。
そこでエネルギー価格が暴騰し、それに伴い食料価格なども高騰する。食も得られなくなった貧民が比較的豊かな国に移民として大移動を始めたらそれは第2の「ゲルマン民族大移動」となる。世界中が大混乱となる。
この時期は地球に降り注ぐ太陽エネルギーが激減するので、今現在の環境を維持するにはなるべく宇宙に向かって放出されるエネルギーを減少させ、足りない分のエネルギーを捻出しなければならなくなる。すると太陽光エネルギーを貯蓄する装置の一部として太陽光パネルは使い道がある。

 

⑦ 融雪剤

現在北海道などで問題になっているのが鹿の大繁殖とそれに伴う熊の増加と、熊の人里への侵入である。何故このような事態が頻発しているのかというとその原因が「融雪剤」だというのだ。
冬にスキー場に行くとたいていはゴーグルを使う。そしてそのゴーグルは何故かサングラスのように曇っている。何故だかご存知だろうか?
雪などが目に入らないようにするだけならなるべく視界が良好なものが好まれる。曇っているより透明なほうが良い。しかしそんなゴーグルはほとんど売れない。
理由は「反射光」である。一面真っ白な雪原では直射する太陽光の他に雪面に反射した太陽光もまた目を襲う。あまりそれを長時間凝視すれば目を痛める。最悪失明することもある。
雪で覆われると、そこに降り注いだ太陽光エネルギーはほとんど反射されて宇宙空間へと放射されてしまう。そこに残る熱は極わずかになる。
北海道は食料自給率200%の大農業地帯である。つまり農業・酪農がかなりの収入源となる。故になるべく多くの期間を通して農作物を育てたいのだが、雪が覆っている間は農業が出来ない。土が見えないと土壌が暖まらないので、何時まで立っても雪が溶けない。
故に最近春先に大量に撒かれているのが「融雪剤」である。黒い粉末を雪の上に撒くことによって太陽光エネルギーを熱として用いて素早く雪を溶かすことが出来る。おかげで早期に土が顔を出し、そこに太陽光が燦々と降り注ぎ、地面の氷を溶かしてくれる。そこに苗を植えることができる。
この便利な融雪剤だが、やはりその悪影響?も生じる。それが「鹿の大繁殖問題」である。
鹿は草食動物だが、同時に哺乳類である。故に必ず1%弱の体内塩分濃度を維持しなければならない。しかしこの塩分は主食の草からは得られない。別なルートで得なければならない。
そこで鹿は海岸の岩場や山中の塩分を含んでいる岩壁などから必死に塩分を得る。
しかしそのような貴重な塩分補給場所では当たり前だが熊などの捕食動物が待ち構えている。塩分を得ることは難しく、命がけの行動になるし、命を落とす。故になかなかその頭数が増えない。
だがここに来て人間が融雪剤を撒き始めた。この融雪剤の中に大量に塩化ナトリウムが入っているので、鹿は大喜びでこれを舐め、撒いている人間の後ろからそれを舐め取るという滑稽な光景が広がっている。このため摂取し難かった塩分が簡単に得られるようになり鹿は安心して大繁殖に至ったのである。そしてそれを狩る熊もまた増え続けている。

 

⑧ 融雪剤チックな太陽光パネル

話が少し脱線してしまったが、地球が「全球凍結」した時期もこの「雪原問題」が関係していた。
シアノバクテリアの大繁殖によって温室効果ガスが少なくなり、熱エネルギーが宇宙空間に放出され始めると北極・南極に近い地域から雪原に覆われていった。するとこの雪原は太陽光エネルギーのほとんどをリフレクト(反射)して熱として吸収しなかったためどんどんと冷えるといった悪循環に陥り、北極・南極からどんどんと雪原が赤道に向けて侵攻(進行)しだしたのである。
そしてとうとう赤道直下の1000mの海底まで凍りつき、それが1000万年も続いたのである。
そしてその寒い期間を脱出できたのもこの「雪原問題」が関わっている。
地球全てが雪原で覆われ、太陽光を見事に真っ白に輝く雪玉として反射したため、全くエネルギーが地表に残らなかったが、地殻では何も影響を受けることなく?火山活動などの活動を続けていたので、温室効果ガスは誰にも吸収されること無く大気中に蓄積されていった。
この温室効果ガスのおかげで徐々に氷の層が溶け始め、赤道直下で海面がその姿を現した。
するとこの海面はほぼ黒いので太陽光エネルギーを存分に熱として蓄積しだし、雪原を溶かす融雪剤と同じ効果でどんどんと雪原を溶かしていった。終いに北極・南極の氷や雪原を全て溶かしてしまい、地球は今度は高温の環境となったのである。
地球寒冷化の時期はこの雪原問題が幅を利かせ始める。寒冷化が始まると北極圏・南極圏の雪原が増大、その範囲を拡大し始める。南極では流氷の面積が増えるだけだが、北極ではその雪原がどんどんと南下し始め、白い表面は弱くなった太陽光をさらに宇宙空間に反射してどんどんと寒冷化に拍車を掛ける。
このときに用いるべきが「融雪剤」である。といっても北極圏の広大な範囲に融雪剤を撒けと言っているわけではない。ここに高さ2~3mのポールの上に設置される太陽光パネルを用いるべきだと考えている。
特に東シベリアの大地は新期造山帯があるわけでもなく、比較的なだらかである。また寒帯やそれに近い亜寒帯では樹木が育成されないため森林伐採などの手間も掛からない。
故に日本のように山中にまともな太陽光パネルを敷くために土台作りに莫大な費用をかけなくても、ポール状の太陽光パネルキッドを地面に刺して固めるだけで設置できる。
これで地表を覆えば、冬の白夜が終わる頃、太陽光パネルを覆っていたカバーを外し、いきなりその真っ黒なパネルが太陽光を熱として取り込み、また発電も始める。
もしシベリアの大地が真っ黒に染まれば、寒冷化の時期に局地が雪原問題によってさらに寒冷化する事態が改善されるどころか、どんどんとその不足するエネルギーを蓄えることすら出来る。
そして寒冷化で一番の問題の「大飢饉」も大改善される。

 

⑨ シベリア巨大冷蔵庫計画

寒帯の夏は白夜である。かなりの長い間太陽光によって発電できる。この電気エネルギーで巨大冷蔵庫を冷やすことができる。
日本で時たま起こる米不足問題がある。その年の米が悪天候などで収穫量が激減すると何故か市場から米が消える。おかしな話なのだ。新米が採れなくても、古米・古古米が余っている日本で米がなくなるはずがない。
米パニックを煽り、誰かがその米を買占め、高値になったところで売り払う。ネットの転売ヤーと同じ手法で儲けようとする連中が米騒動をさらに悪化させているのだ。
ところがこの騒動は数ヶ月しか続かない。6月になると必ず収束するのだ。何故か?
米を保管するには高温・多湿を避けなければならない。秋に買占め、冬になっても日本の気候は低温・乾燥が続く。故に米の保管は倉庫に放り投げておくだけでよい。
ところが5~6月になると急に気温が上昇し始め、梅雨に入る頃にはかなりの高湿となる。すると米が痛み始め、最悪虫が涌き始める。するとその米の商品価値はほとんど無くなる。
そうなる前にこの「転売ヤーもどき」どもは我先にと売りに転じ、米価格は急落する。
ならばその米の商品価値が下がらないようにエアコンなどで冷却・除湿すればいいのだが、冷蔵庫の中の牛乳パックを冷やすのとは訳が違う。トン単位の米をその倉庫ごと冷やさなくてはならない。
つまり食料を保存するにはかなりのエネルギーが必要とされる。そしてそれは「冷やすため」に用いられる。
時々、日本でも農家で生産調整される場合がある。条件が整うと収穫量が増大する農作物がある。白菜など。それが日本の局所的な現象なら問題にならないのだが、気象条件とは日本の広範囲で同等であるので、どこかで白菜が豊作なら、それは他の大多数の地域で同じなのである。
すると大量に同じ時期に市場に大きな白菜が出回り、その大半が売れ残る。その売れ残りがそのまま半年後も同じ値段で売られれば問題ないのだが、4~5日もすると干からび、腐り始める。
故に数日で値段が下がってしまい、それがまだ新鮮な白菜の値段も下げ、運送費も出ない値段になってしまう。
そのため、過剰生産時には農家が丹精こめて作った農作物をその畑で潰さなければならない。
もしこの大量に生産された農作物が低温(チルド冷蔵など)や低酸素保存などであまり食品として劣化させない状態で数ヶ月保存されれば、潰す必要も無く、また収穫できない時期に市場で不足した分をある程度高い値段で流すことができる。
つまり年間を通して収入が得られ、また食料の安定供給が可能になる。これは大飢饉の時期にかなりの儲けとなり、また救世主となる。
しかしここで問題になるのが春から夏にかけての高温多湿問題である。この時期に低温・低酸素の巨大な備蓄施設を稼動させるととんでもない維持費が掛かる。その大半が冷蔵・エアコンなどの冷却システムを動かすための電気となる。
この施設の運営・稼動コストは白菜をいくら売っても捻出できない。故に日本ではほぼコスト面で不可能な構想である。
でも、これが寒帯地域ならどうだろうか?
シベリアの夏は日本よりもずっと低温である。しかも寒帯では太陽が沈まない「白夜」の時期で、強弱はあれど24時間レベルで太陽光発電が可能となる。
ここに冷却を必要とする生鮮食品の超巨大備蓄施設を作ったとしても、その冷却システムを稼動させる電気はかなり少なくて済む。そこに太陽光発電で得られた電気の一部を流すだけでほぼ無料でその電気代を賄える。
世界中が食糧難に喘いだとき、この「シベリア巨大冷蔵庫計画」が施行されていれば、かなりの助けになるのではないか?

 

⑩ ゴミ発電と運搬システム

最近の技術ではゴミもエネルギーに替わる。
近年、レアメタルや金属の需要が増大し、ゴミの中からそれらを取り出して再利用するリサイクルが当たり前になっている。
ここで消費されないゴミが大量に積み上げられる。その一つが石油から精製されるビニール、プラスチックなどである。これが消費されずに積み上げられている。
しかし、これに電気などを用いて分解し、発生した水素ガスをエネルギーとして使う取り組みが始まっている。
電気などのエネルギーで水素エネルギーを生み出すのだから、非効率のように思われるかもしれないが、貯蓄が難しい電気を用いて、半永久的に貯蓄が可能な水素ガスに変換ができる。
つまり、ゴミを介して電気エネルギーを貯蓄可能なエネルギーに置換することを意味する。
もし、シベリアで巨大な太陽光発電で余った電力をこの置換システムを用いて水素ガスに替えると、ゴミがエネルギーに替わり、さらにそのエネルギーを電車などの運搬システムに用いればこれまたローコストで農作物などの運搬が可能になる。
ローコストでの生鮮食品の保存と、ローコストでの運搬システム、合わせてゴミ処理などの課題をクリアさせれば、十分に採算が取れるビジネスとなるのではなかろうか。

 

⑪ 再雇用システムとして

さて、急にルネサンス期のヨーロッパの話をする。
東西交易(シルクロード)が醸成し、豊かになったヨーロッパでは絵画や装飾などの芸術が華やいだ。この華やいだ期間をルネサンス期と称している。
この期間を支えていたのが東西交易での好景気で、豊かになった余剰分が芸術などに流れたためである。もし困窮化していたらその日に食べるものを得るだけで精一杯になり、芸術に現(うつつ)を抜かすことなどほぼ出来ない。
この豊かさと安定がこのルネサンス期を支えていた。
そして芸術だけでなく、文学や歴史的考察をも支えていた。この分野の知的爆発は数多くの知識人とそして名君を生み出した。フリードリヒ2世やマクシミリアン1世など。この名君達は臣民を苦しめる輩を徹底的に排除した。現在のDS(ディープステート)の祖先もこの地域で暗躍していたが、この時期は停滞期となっていた。
故に最終的にこのDS(金融ユ〇ヤ人)たちはルネサンスの中心都市であった北部イタリア(ジェノヴァフィレンツェヴェネツィアなど)をイタリア戦争で破壊し、東西交易路までをも破壊して強制的にルネサンスを終了させたのである。
もしシベリア巨大冷蔵庫構想が軌道に乗り、世界を飢餓から救い、安定した世界を作り上げたらどうなるだろうか?
第2のルネサンスが醸成される。なんと世界規模で。
そうなると世界中の人達が芸術だけではなく、教養を身につけ、どのように世界が牛耳られてきたかを知るに至る。
そして今ある豊かさを手放したくはないと団結したら、麻薬中毒で皆の前でアホのように踊るジ○ージ・ブ○シュのような低知能者には手におえなくなる。
すると、この低知能者たちは頭が悪いのでまた過去と同じ愚行を繰り返す。
第2の「イタリア戦争」を勃発させ、このシステムを破壊しようと血眼になるだろう。何故かって?馬鹿だからである。
そのとき必要になるのが「警備軍」である。
この低知能者たちに雇われたごろつきどもからこのシステムを守るため、そしてこれらの愚か者どもを排除・エリミネートする部隊が必須となる。
この警備軍を今、ウクライナで命がけで戦っている「戦士」たちの再雇用システムにしてはどうだろうか?ウクライナでロシアを護るために命がけで戦っている戦士たちの経験を生かし、さらに定年退職しても十分な企業年金を得られる社員としての雇用の受け皿として。

 

⑫ さらにテラフォーミング企業に成長

寒冷化が終了し、次に温暖化になり世界的に問題が生じ始めたなら、次に用いるべきが「宇宙太陽光発電システム」の運用である。
現在も、とある国が用いている長さ50~100mもある巨大な人工衛星がある。その人工衛星で得られた太陽光エネルギーをマイクロ波として地上に照射して局地的な異常な高温・旱魃を引き起こしている。
2019年05月26日、北海道サロマ町で最高気温39.5℃を記録した。ところがその日の深夜の気温は16℃しかなかったのである。たった半日足らずで23℃以上の気温上昇となった。一体どこにそんな熱源があったのか?
そして、最近多発している「線上降水帯」も海面のたった一箇所から大量の雨雲が沸き起こり、キャンプで大量の薪をくべて巨大鍋を沸騰させているかのような雲がもくもくと沸き続けている。
面倒なので端的に言う。
オイルショック期に始まった構想で、石油に替わる新しいエネルギーとして宇宙太陽光発電を用いるという計画が進行していた。宇宙空間に巨大なパネルを展開して、その莫大なエネルギーをマイクロ波で地上の受信アンテナに送り、そのエネルギーを活用しようとするものだ。
宇宙空間では発電に都合の良いγ線やX線などの紫外線がダイレクトにパネルに当たる。地上では大気層や電離層に遮られ、わずかの紫外線しか達しない。発電力がまるで違うのである。
1980年代にアメリカではこの「太陽光発電用巨大人工衛星」が少なくても10機以上打ち上げられた。
その人工衛星が迷惑にも、「自然災害に見せかけたテロ」として用いられている。
馬鹿にハサミを持たすとこういう結果になる。
しかし、この人工衛星をまともな人達が運用しだすと、地球温暖化も解決してしまう。
地球の二酸化炭素を減らしているのはアマゾンの森林などではない。実を言うとその大半が海によって吸収・運用されている。
雨・霧などに吸収された二酸化炭素は共に降り注ぎ、海へと運ばれる。ここでこの二酸化炭素は海水に溶けたり、別なものに形を変えたりしている。サンゴ礁など。
もちろん植物性プランクトンによって消費され、酸素に置換される。
この植物性プランクトンによって最も消費され易い環境は赤道直下の海なのだが、多少の問題がある。
北に行くほど海水は濁る。沖縄のような赤道に近い海の海水は透明である。何故か?
風呂を沸かしてみると分かる。暖かい温水は上にたまっているが、手を底まで伸ばしてみると底の水は冷たいまま。攪拌してやっと均一な温度になる。
理由は水の膨張である。水も温めると膨張し、冷たい水に比べて軽くなる。すると浮き輪のように上に向かって「浮き」はじめる。そして冷たい水は鉛の重りみたいに下に沈降する。これが原因で上が温かく、下が冷たいお風呂の水となる。
寒い地域では海水より大気のほうがかなり冷たい。すると海面近くでは海水は冷やされ、鉛の重りのように沈降してゆく。そして比較的温かい海底の水が水面に浮上し、それがまた冷やされて沈降するを繰り返す。そのため海底に堆積している有機物などが攪拌され海水が濁る。
温かい地域ではその逆で、海水より大気のほうが温かいので海水表面は温められる。すると海底の水は冷たいまま、海面だけが温かくなる。お風呂を沸かそうとして、水の表面をガスバーナーで炙るようなもので、一切水の攪拌は起こらない。故に海底にたまった有機物は攪拌されずに眠ったままになり、水は透き通るのである。
この赤道近くの海水は透き通っているので、スキューバダイビングとしては快適な環境だが、植物性プランクトンにとっては迷惑な環境である。
いくら太陽光が照らしても、プランクトンに必要な有機物が供給されなければ、肥料のない植物と同じで繁殖できない。赤道近くの海は大量の太陽光があるにも関わらず、有機物を供給する攪拌が起こらないためなかなか繁殖できずにいる。
この「攪拌」を可能にするのが「宇宙太陽光発電システム」である。2004年にアメリカでは台風(ハリケーン)を作り出す特許が受理されている。20年近く前に既に人工台風など「気象改変装置」は存在しているのである。
この装置を使って「人工巨大台風」を赤道近くで発生させ、海水を攪拌したらどうなるだろうか?
海底に眠っていた有機物が海面に大量に巻き上げられ、地球を「全球凍結」させたシアノバクテリアのように植物性プランクトンが海面に異常繁殖し、人工衛星からは赤道に緑の帯が広がる映像が送られてくるだろう。
このプランクトンが地球温暖化ガスの二酸化炭素・メタンなどを吸収し、一気に温暖化は収まる。
太平洋では貨物船などの船は赤道直下をほぼ通らない。太平洋は赤道付近が一番膨隆している。地球の自転による遠心力で赤道付近が最も重力が弱くなっているためである。
太平洋を横断する場合、赤道付近を通るのとユーラシア大陸の東岸を沿って通るのでは20kmもその航路に違いが出る。赤道航路では20km分多くの燃料と時間を費やしてしまう。
ニュージーランドやオーストラリアの貨物は主に赤道を縦断する。上手に太平洋でこの「宇宙太陽光発電システム」を運用すれば被害を最小限に食い止め、地球温暖化を食い止めることも可能となろう。このシステムは台風を消すことも出来るからだ。

 

⑬ 惑星テラフォーミング企業へ成長

この食料備蓄問題、地球環境改善問題に取り組んで成功した企業はそのノウハウを蓄積し、数十年後にはまず月(луна)をテラフォーミングするだろう。もしそれに成功すれば、月の表面には大量の「ヘリウム3」が堆積している。これを地球圏で運用すれば、エネルギー問題の10億年分くらいは解消される。
これを運用しだし、この財力で次に火星のテラフォーミングが可能になろう。今現在の知識では宇宙から地球を見た俯瞰的視点は持ちにくいだろうが、200年ほどしたらその視野も変わっているだろう。

 

⑭ 地球テラフォーミング

地球環境が今現在みたいに常に人類に優しかったわけではない。
宇宙船地球号」と誰かが言っていたが、まさにその通りである。広大な宇宙空間をこんなちっぽけな岩石で出来た宇宙船が人類とそして共に暮らす生物たちを乗せて永遠の旅を続けている。
時に無慈悲な宇宙環境により、地球環境は劇的に変化する。その変化に耐えられれば良いのだが、今までに9割以上の生物が絶滅してきた。
人類もまた生物である。何かの変化により常に絶滅する危険性を孕んでいる。
今までの人類はこの宇宙船に頼りっきりになってきた。しかし、これからは人類がこの宇宙船をメンテナンスし、危機的環境に対処していかなくてはならないのではなかろうか。