20201024 ~ 第2章 世界人権宣言 ② ~
Make America Great Again
~ 第2章 世界人権宣言 ② ~
裁判ができるのは、その人に「人権」があるからである。
「子豚には人権が無いのだから裁判ができないのは当たり前だろうが!」って?
ならば人間ならば当然裁判を起こせたのだろうか?
歴史を振り返ってみる。クリストファー・コロンブスがアメリカで虐殺行為を始めたころ、北米大陸には「インディアン」と呼ばれた人たちが1000万人も暮らしていた。
その後、大虐殺が繰り返され(Trail of Tears)、現在は26万人にまでなってしまった。
強奪したその地にアフリカから奴隷が運ばれ、強制労働を強いられ、皮膚が捲れるまで鞭で叩かれ、腐って落ちるまで木に吊るされた。でもこの人たちはまだ長生きした人たちである。
アフリカから運ばれた奴隷8000万人の内、大西洋上で命を落とした人が9割もいたからだ。
ここまでの虐殺を行った殺人者はもちろん死刑になったか?
答えは「否」である。このインディアンの人たちも黒人奴隷の人たちも人権を有していなかったため、裁判を起こす権利すらなかったからだ。そもそも人権がないので法律上、犬、猫と同じ扱いだったのである。
~つづく~
投稿: ごまちゃん 2020年10月24日 (土) 08時27分