20190724 耳障りの良い話
「耳障りの良い話」
選挙で数多くの票を獲得する方法は?
カンタン。一番多い層の票を掘り起こせば良い。今までの日本の社会構造は富裕層が2割。中間層が6割。低所得者層が2割。
故に低所得者層は宗教団体に入れて一括管理。残りの中間層をいかに取り込むかが政治家の手腕の見せ所だった。
しかし今の社会構造は超富裕層が0.5割。中間層が1.5割。低所得者層が6~7割。
故に6~7割を占める低所得者層が喜ぶことを言って票をかき集めると良い。
「消費税は0にしましょう。」
「時給の最低額は2万6千円にします。」
「年金は1ヶ月250万円支給します!」
「1000万円以上の所得者からは税金を累進性で9割払わさせます!!!」
さてこのような社会が持つのでしょうか? 働かないほうが豊かになれる。懸命に努力した結果が惨めになる。誰も努力しなくなり、経済は凋落します。
政治的責任を持つつもりもなく「一過性の熱旋風(フィーバー)」を巻き起こして票だけかき集めるなら実現しないことを並べ立てることができます。
さてそのかき集めた票の行き先は? はいそうです。超富裕層の支持団体となります。
例えば「N〇Kをぶっ壊す!!」と耳障りの良い事を言って票をかき集めてどう使うかというと、超富裕層が望む戦争ができる「憲法改正」に使われます。
超富裕層の暴虐を押さえ込んで、中間層を6割に復活させうる政策を長期的に考えて発言すれば言うことは相対的に「地味」になります。何故か?
無責任な「一過性の熱旋風」ではないからです。
相対的に「地味」に見せるにはより派手なことを言えば良い。そしてその分「地味」には興味が薄れ、結果的に超富裕層の暴虐がエスカレートすることになります。
「一過性の熱旋風」にのぼせて浮かれた人たちの熱が冷め、気がついたときには手遅れとなり、「誰か助けて・・・」となります。
自分たちの首を自分たちで締め付けていた愚かさに気づいたとき、「他者への依存性」が強まるか「ニヒリズム(虚無主義)」となります。
将来のニヒリズムの皆さん、熱狂度は「依存性の高さ」と比例します。「今が苦しい。誰か助けて・・」と思えば思うほどヒトラーは近寄り、お薬(向精神薬・麻薬)が蔓延します。
一人一人が将来を自分の責任で変えようとする意識が大事なのではないでしょうか?
ごまちゃん at 2019-07-25 01:44